弊社IBFには、コンサルティング・広告運用・クリエイティブ・システムという「4つの専門部署」が存在しています。
一見すると、小さな会社にとっては経営効率や経済合理性の面でマイナスが多いように思われるかもしれません。人もコストも分散するので合理的とは言えません。
それでも、私たちはあえてこの体制を選んでいます。
なぜか。
それは、EC事業支援や、デジタルマーケティング支援に本当に必要なものは何かを、現場で突き詰めていったからです。
その理由について、弊社の考えを残したいと思います。
【結論】マーケティングの成果創出には「連動」が重要だから
結論をお伝えしますと、4つの専門部署は“機能を増やすため”ではなく「分断をなくすため」に存在しています。
例えばですが、コンサルティングを例に挙げます。
どれほど優れた戦略を立てても、実務経験が浅かったり、コンサルティング提供会社に実行(支援)部隊を持っていなかったりする場合、その知見やアドバイスはどうしても「限定的」なものになりがちです。
同じように「広告運用」においても、管理画面の数字(クリック率やCPAなど)だけを追っていても事業は成長しません。クリエイティブの知見、マーケティングの観点、そして時にはシステムやデータ連携等の知識が必要になります。
コンサル、広告、クリエイティブ、システム。
これらが分断された状態では、 どれだけ部分最適を積み重ねても、必要な要素が、知識と実践の両面で連動していなければ「事業成長」という成果にはつながりません。
むしろ、部分最適化の積み重ねが「全体の歪み」につながることもあるのです。
支援領域は部分的な部門からスタートする事が多いのですが、クライアント企業の事業成長支援を掲げる以上、弊社(IBF)では、いつでも必要な4つの専門部署を連動させる前提で体制を取っています。
と、今でこそもっともらしく語っていますが、実はこの体制にたどり着くまでは、大きな葛藤がありました。
葛藤の分岐点:SEO専門か、それとも「専門性を持った総合支援」か?
創業時の弊社(IBF)は、当時最盛期を迎えていた「SEO」(検索エンジン最適化)の専門会社として活動をしていました。
しかし、複数の案件で、データ分析を繰り返す中で、自分たちの内側に強い葛藤が生まれます。
・『このまま、SEOという一領域で突き進んでいいのか?』
・『クライアント企業の事業成長に必要な、他要素を無視していいのか?』
・『本来必要な専門チームを、あえて持たない理由は何か?』
このような葛藤と向き合った結果「SEO専門」ではなく「専門特化型・総合支援」という、当時としては競合が存在しない領域へと舵を切りました。
1分待っても「買いたい」・某お化けサイトから得た確信
それは、まだ世の中が「ガラケー全盛期」だったころのことです。
あるサイトでは、ガラケーでの表示に30秒以上かかる状態でした。
週末のゴールデンタイムには、1分近く真っ白な画面が続くことがありました。
現代の常識からすれば、即離脱されてもおかしくない最悪の状態です。
それでも売れていました。いえ、売れすぎていました。
この経験は、私たちに「真の価値」とは何かを教えてくれました。
テクニックや表面的な利便性を凌駕する「本質的な価値」さえあれば、ビジネスは成立すると。
だとすれば、私たちはSEOという「集客テクニック」だけでなく
商品の魅力を伝える「クリエイティブ」、全体を導く「戦略(コンサル)」、根底を支える「システム」すべてを高い次元で知識・実行を連携させ、クライアント企業がもつ「本質的な価値」を最大化することが、弊社(IBF)のミッションなのでは。
そう確信し、現在のIBFの原型が形作られていきました。
4つの専門性が生む、2つの強力な武器
4つの専門性があることで得られるものは、単なる「対応範囲の広さ」ではありません。
現在、これら4つのチームが密に連携することで、以下の2つの強みが生まれています。
1.核心を突く「仮説力」
事実から真実を読み取る力が上昇しました。各専門家の視点が混ざり合うことで、データを見た際に「この数字はおかしい」「ここがボトルネックではないか?」という、核心を突いた仮説を立てることが可能になりました。
2.質の高い「再現性」
専門領域ごとに深い経験を蓄積しながらも、チーム間で知見の共有を実施しているため、EC・デジタルマーケティングに必要な全領域を見据えた支援の再現性が高まっています。仮に部分的な支援案件であっても、契約外の領域においても知見の連動が可能なので、高い再現性を実現できるようになりました。
AI時代にこそ輝く「システム×多角的視点」
AIは「単体の機能」ではなく、データ・施策・判断をつなぐ“連動装置”です。
AI活用やデータ連携が必須となった現在、この体制はさらに重要になっています。
これまで大手企業の専売特許だった潤沢なリソースも、AIを正しく活用することで、中小企業でも大幅にリカバリーが可能です。
「正しくAIを活用する」といった意味では、リスク等の観点も考えると、開発者が社内にいることは非常に心強くもあります。そして「どこで、どう使うべきか?」といった観点は、単一の専門領域では成立しません。
だからこそ、複数の専門チームが連携することが、AI時代においてはむしろ前提となっていると感じています。
最後に
4つの専門部署は、 効率を追求した結果ではなく「成果に向き合い続けた結果」生まれた体制です。
正直に言ってしまうと非効率です。
コストもかかりますし、簡単なことではありません。
それでも私たちは、事業成長という観点に立てば、最も合理的な選択だと考えています。
なぜなら、成果は一部の最適化ではなく、全体の連動によって生まれるからです。
これからも弊社(IBF)は、 部分最適ではなく「全体最適」で成果を出すための支援を追求し続けていきます。
全チームが有機的に連携することが、弊社(IBF)の強みであり、20年以上・400社以上の実績の土台を支えてくれています。
最後までご確認くださり、有難うございました。