【ママ社員インタビュー①|S氏】「復職は迷いませんでした」——SさんがIBFを選び続ける理由│デジマログ

子育てとキャリアは両立できるのか。
出産や育児をきっかけに、働き方やキャリアの継続について悩む方は少なくありません。

IBF NewsRoomでは今回から、「ママ社員インタビュー」として複数回にわたるシリーズ企画をスタートします。
本記事はその第一回目として、Sさんにお話を伺いました。

今回お話を伺ったSさんは、二度の産休・育休を経て、現在もIBFで働き続けています。
しかも復職にあたっては、「迷いはなく、IBF一択でした」と語ります。

なぜ、そこまで言い切れたのか。
出産前の働き方、産休中の本音、復職直後のギャップ、そして今のバランスの取り方まで、リアルに伺いました。

 

 

――まずは現在の働き方について教えて下さい。
現在はフルリモートで勤務しています。時短扱いではなくフルタイムですが、子どもの送迎に合わせて一度業務を区切っています。保育園のお迎えが16時半なので、そのタイミングで業務を止めて、どうしても終わらせないといけない仕事があれば、夜に30分〜1時間ほど対応する形です。

――お子さんはいらっしゃるんですよね。
はい。8歳の女の子と5歳の男の子の2人です。

――現在の担当業務についても教えて下さい。
○○社様の案件を中心に、レポート作成や日々の運用調整、お客様とのやり取りまで一通り担当しています。他にも、品質管理のような立ち位置で関わっている案件もあります。

 

 

――どのようなタイミングでお一人目を出産されたのですか?
私は2012年にIBFへ新卒入社して、2015年頃に結婚を機に大阪へ異動しました。その後、2017年9月頃に一人目の産休に入りました。

――出産前はどのような働き方でしたか?
かなりバリバリ働いていました。当時のIBFは、今振り返ると相当ハードな職場環境でした。終電で帰るのが当たり前で、外出や打ち合わせも多かったです。テレビ通販系の代理店や制作会社とのやり取りもあり、今よりも外に出ることが多かったですね。

――大変だったのではないですか?
大変ではありましたが、人と話したり動いたりすること自体は面白かったです。今振り返ると、そういう環境も含めて楽しんでいたと思います。

――当時のキャリア観はどうでしたか?
ワークライフバランスというよりは、バリバリ働くのが当たり前という感覚でした。私自身、「何でも楽しむぞ」という気持ちが強かったですし、IBFにも「とにかくやるぞ」という雰囲気がありました。自分だけ楽をする、という選択肢はなかったですね。

 

 

――産休に入る際、不安はありましたか?
復帰できるかという不安は、正直あまりありませんでした。
それよりも、目の前の業務をどう引き継ぐかに対する不安の方が大きかったです。

――どういう点が大変だったのでしょうか?
当時、○○社様の案件を1人で担当していて、管理している情報量がかなり多かったんです。それをうまく言語化して整理し、引き継ぐのがとても難しかったです。自分の中でも整理しきれていなかったことがあって、うまくできなかったという感覚があります。

――一般的な不安とは少し違いますね。
そうですね。終電で帰る生活が続いていたので、それが一旦区切られるという意味では、少しホッとしていた部分もありました。

 

 

――復職は迷いましたか?
迷いはなくて、IBF一択でした。

――他社などは検討されなかったのですか?
していないです。IBFに残る理由が、はっきりしていました。

――その理由は何だったのでしょうか?
結婚を機に大阪へ異動した時の経験が大きかったです。当時、IBFは東京にしか拠点がなかったので、本来なら退職するしかなかったんですが、「在宅という選択肢もある」と提案してもらいました。

――当時、IBFでの在宅勤務は一般的ではなかったですよね?
はい。前例もなかったので、おそらく私が第1号だったと思います。

――それは大きいですね。
そうですね。それに加えて、宇都さん(IBF代表)がすぐに大阪まで来てオフィス探しを手伝ってくれたり、子育て経験のある上司がいたり、本当に恵まれていました。仕事も育児もやるなら、IBFが一番良いと思いました。これは二人目の出産・産休の時にも、同じように感じました。

――逆に、「これは改善してほしい」と感じたことはありましたか?
手続き周りの情報が全く整っていませんでした。会社へ提出しなければならない書類などが非常に分かりにくかったので、そこはもっと分かりやすくしてほしいと思っていました。ただ、正直に言うと、不満に感じたのはそれくらいです。業務周りで連絡が来ることもなく、上長が対応してくださっていたので、産休中は業務にほぼノータッチでいられました。

 

 

――復職のタイミングについて教えて下さい。
一人目は1年半、二人目は10ヶ月から11ヶ月ほどです。

――期間が異なるのには理由がありますか?
二人目だったこともあり、一人目の時に保育園へ入れる難しさを実感していたので、早く入れた方が良いという理由が一番大きかったです。
あと、二人分の育児の疲労もありました。私の場合、二人になると大変さが2倍ではなく3倍になった感覚でした。感情を押し殺さないと回らないような状態で、早く仕事をしたいと思うようになりました。
産休に入る時は業務から少し離れられることにホッとしていたのに、二人目の時は逆に、育児から少し離れるために仕事を再開したいと思っていました。

  

 

――復職してみてどうでしたか?
復職してみると、全てが変わっているように感じました。実際にはそこまで変わっていなかったと思うのですが、自分の中では“初めまして”のような感覚でした。

――どんなところにギャップを感じましたか?
社内の“当たり前”が分からなくなっていたことです。連絡のやり方やルール、案件の状況など、全部一から理解し直さないといけない状態でした。最初はチームの会話にも入れませんでした。

――それは精神的にきつそうですね。
はい。正直きつかったです。

――どうやって乗り越えましたか?
途中から割り切りました。「分からないものは仕方ない」と思って、「本当にすみません、知らないです」と言うようにしたんです。それでだいぶ楽になりました。

 

 

――現在、両立のために意識していることはありますか?
完全な両立はできないと割り切っています。

――どういうことでしょうか?
自分のキャパシティ、つまり余力の上限は100しかないと決めています。それ以上は増えないので、家庭に使う日もあれば、仕事に使う日もある、という形でバランスを取っています。

――具体的にはどういうイメージですか?
子どものトラブルがあれば家庭に余力を使いますし、落ち着いている時は仕事に多く使います。全部を完璧にやろうとすると、自分が潰れてしまうので。
例えば、仕事・家事・育児の3つで考えた時に100を超えそうになったら、「子ども」への対応は削れません。だから削るとしたら家事です。
これは仕組みや工夫というより、自分の気持ちの置き方に近いかもしれません。うまく説明するのは難しいのですが、そう考えるようになってから、だいぶ楽になりました。

 

 

――日々の中で幸せを感じる瞬間はありますか?
子どもや家族から「ありがとう」と言われる時ですね。単純ですが、それはやっぱり嬉しいです。

――仕事面ではどうですか?
お客様からのフィードバックで、自分の発信がきっかけで何かが動いたと感じられる時は、やってよかったと思います。

 

 

――最後に、同じように悩んでいる方へメッセージをお願いします。
育児も大事にしたいけれど、仕事もやりたいという方は一定数いると思います。そういう時、「両立はできないだろう」と思ってしまいがちですが、それは視野が狭くなっている時の感情に過ぎないと思っています。
産休や育休中は世界が狭くなりがちですし、ママ友とのつながりも限られています。ネガティブになっている時ほど視野は狭くなるので、少し視野を広げると、意外とできることはたくさんあると気づけると思います。
本を読んだり、会社の情報を調べたりして知識を得ると、「あ、できるな」と思えることも増えます。自分にはできないと思い込んでしまうのは、知識が足りず、視野が狭くなっているからかもしれません。何事も前向きに動いてみると、意外と道は開けると思います。

 

 

今回、ママ社員インタビューの1人目としてSさんにお話を伺いました。

取材前は、もっとオフレコに近い葛藤や、言葉にしづらい話もあるのではないかと想像していましたが、実際には驚くほど率直で、しかもあっけらかんとした雰囲気でお話し頂いたのが印象的でした。

あえて少し意地悪な聞き方で、ネガティブな面や裏側も伺おうとしましたが、それでも記事以上の“ドロドロした話”は一切出てきませんでした。

それだけ、Sさんが本音でまっすぐ答えてくださったのだと思います。

子育て経験のない私からすると、2人のお子さんを育てながら、社名は伏せますがヘビーな案件も担っているSさんは、とても頼もしい存在でした。

「キャパは100」と言い切り、その範囲で現実的に向き合い続けている姿も、強く印象に残っています。

次回は、またSさんとは違ったタイプのママ社員にお話を伺う予定です。
そちらもぜひ楽しみにして頂ければと思います。