書籍を出版する理由|IBFが一貫して持ち続ける「商売の王道」という思想 │デジマログ

弊社では現在(2026年4月時点)までに、4冊の書籍を出版しています。
進化や変化が激しいデジタルマーケティング業界に身を置きながら、なぜ一度印刷すると「更新不能」になってしまう書籍をあえて出版し続けるのでしょうか?

今回は、その理由と根幹にある「出版目的」について、弊社代表の宇都に、私(IBF 山岸)が直接ヒアリングしてみました!

これまでの弊社書籍は以下です。

・1冊目
消えるサイト、生き残るサイト 「SEO11の戦術」で、絶対に生き残れ!

・2冊目
なぜ、あの会社だけが選ばれるのか?-成功し続ける会社がやっているたった3つの仕組み

・3冊目
手にとるようにわかるデジタルマーケティング入門

・4冊目
中小企業の社長は、自社専用「AIサーバー」を持とう!

 

 

IBFが書籍を出版する目的は、大きく3つです。

① 未来のクライアント企業との接点づくり
② 自社の経験・思想・価値観の棚卸し
③ 業界に対するアンチテーゼの提示

単なる認知獲得ではなく、
「何が正しくて、何がズレているのか」を市場に提示する行為として、出版を位置づけています。

 

 

1冊目は、創業時の事業ドメインのど真ん中だった「SEO」に関するテーマでした。
当時は技術者向けの書籍が多く、世の中的にも「Google検索エンジンに効率よく評価してもらうための『テクニック』」が強く求められていた時代です。

一方で、過度なSEO対策(検索エンジンのロボットを欺くような手法)を行ったサイトが、検索結果から排除される事態も起っていました。意味合いは少し異なりますが、いまでいう垢バンのようなイメージですね。

当時は、情報起業家やアフィリエイターが台頭していたこともあり、SEOといえば「知らないと損する手法」がフックとなり、それを知っている人・企業、学べるセミナー・書籍が取り上げられていました。

情報入手方法などは変わりましたが、そういった業界の構図や本質は、今も昔も変わっていない気もしますね。

 

 

このようなテクニック偏重の時代背景の中、「王道」という切り口のSEO本として世に誕生した1冊。そのキッカケは、IBFらしさを感じる「ご縁と事象の連鎖」でした。

ここからは、私と代表の宇都との対話形式でお届けします。

【IBF山岸】:1冊目をなぜ出版しようと思ったのですか?

【IBF宇都】:創業4年目の時期だったので、正直なところ「IBFの認知向上・顧客獲得」という目的が濃かったですね。あとは漠然と、当時のテクニック偏重のSEO対策はいずれ通用しなくなると思っていたので、先に発信しておきたいという狙いもありました。

【IBF山岸】:今と比べると、ずいぶん口調や表現が激しい印象を受けましたが、、、

【IBF宇都】:良し悪しは置いといて、そのとおりです。。。1冊目なので右も左も分からない状態でしたが、出版プロデューサーの土井さんに当時のIBFの事業ドメインや思いを聞いていただき、コンセプトを明確にしていただきました。

【IBF山岸】:具体的にはどのようなコンセプトだったのでしょうか?

【IBF宇都】:SEOの王道と逆説にある、当時のテクニック偏重(トレンド)への「アンチテーゼ」です。

【IBF山岸】:現在の会社方針や書籍と近い印象を受けますが、その切り口に絞る怖さはなかったのですか?

【IBF宇都】:それは全くなかったですね。

【IBF山岸】:確信していたということですか?

【IBF宇都】:いえいえ。これは綺麗ごとではなく、創業からお世話になってきた「I師匠」や某出版社社長など、錚々たる方々から仕事の機会をいただき「間違っていない」という勇気をいただいたことが大きかったです。
また、書籍にも登場いただいたスタートトゥディ(現株式会社ZOZO)創業者の前澤さんや、同社の圧倒的な事業成長から学ばせてもらったことも大きかったですね。

【IBF山岸】:どのような事を学べたのですか?

【IBF宇都】:当たり前なのですが<商売の王道はテクニックじゃない>という基本の「キ」を学ばせてもらいました。商売の王道を軸に突き進むお化け事業を目の当たりにして、「小手先のテクニックなんて完全に無意味だ」と確信できたのは、とても大きな経験でした。

【IBF山岸】:それくらい、当時のIBFはZOZOTOWNの事業成長に貢献したということですか?

【IBF宇都】:いえ・・・。正直なところ、当時の私たちのSEO対策での貢献度は、サイトの認知度がまだ高くなかった時期の「ほんの一部の一部」でしかなかったと思います。「王道のSEO対策は必要だから対応しておく」という立ち位置だったのかなと思っています。

【IBF山岸】:なるほど。その当時の経験が、今のIBFの事業ドメインやスタンスに反映されているのですね。

 

 

【IBF山岸】:1冊目と2冊目以降の出版の狙いについて、何か違いはありますか?

【IBF宇都】:当然、未来のクライアント企業との接点づくりがありますが、あとは、やはり「棚卸し」ですね。

【IBF山岸】:IBFメンバーが現場で培った経験の「棚卸し」ということですね?

【IBF宇都】:はい。特に3冊目以降は、IBFメンバーにもヒアリングしながら、弊社の「体系化」を噛み砕いて発信できるように心がけました。他にも、現場で私たちが感じた「違和感」の棚卸しでもあります。「業界常識」のようになっていることや「無知によってクライアント企業が被っている損」などに対して、警鐘を鳴らすのが好きです。笑

【IBF山岸】:まさに「アンチテーゼ」ですね。笑

【IBF宇都】:はい。ものすごいスピードで進化や変化が起こる業界で、私たちは生き抜いていかなければなりません。だからこそ、これからは益々、基本の「キ」を忘れないこと、そして「自社のポリシーを見失わずに探求し、適応していくこと」が大切になると感じています。

 

 

私は今回初めて知ったのですが、1冊目が出版された2008年当時は、オンラインの情報入手先といえば、メールやブログが主流だったそうです。

そのような環境下で「SEOという成長市場」「アフィリエイター界隈の盛り上がり」「土井さんを中心とした著者ネットワーク」、そして「世に出ていない王道という切り口」など、様々な要因が連鎖した結果、Amazon総合1位を4日連続で達成したとのこと。
情報があふれる今の時代から考えると、ちょっと信じられない結果ですよね。

変化の激しい時代だからこそ、変わらない軸(王道)を持ち続けることの重要性を、改めて感じるヒアリングとなりました。

また、今回あらためて1冊目を読み返してみると、AIや検索環境が大きく変化した現在においても、その本質は全く色褪せておらず、「当時のアンチテーゼ」といいますか「王道」が今もなお有効であることを実感しました。

むしろ、環境が変化するほどに「商売の王道」に立ち返る重要性は高まっているのかもしれません。

最後までご確認くださり、有難うございました。