【2026年2月最新】デジタル広告トレンド|Tinuiti Q4_2025データから読む市場動向│デジマログ
【2026年2月最新】デジタル広告トレンド|Tinuiti Q4_2025データから読む市場動向

Web・デジタル広告の環境は常に変化します。「今どの媒体が伸びているのか」「広告単価(CPC・CPM)の上下は」「お買い得な媒体はどこか」こうした疑問を持つ方へ、本記事では、北米最大級のデジタルマーケティング代理店であるTinuiti社のレポートをもとに、全体像を整理します。

 

【目次】
1.前提と総括:Tinuiti社が保有するデータについて
2.Google検索広告トレンド2026:クリック数の成長は高水準
3.Googleショッピング広告トレンド2026:Amazon撤退の影響が追い風に
4.YouTube広告トレンド2026:インプレッション増・CPM低下でQ4も好調
5.Meta広告トレンド2026:リール主軸へのシフトが加速
6.Reddit広告トレンド2026:海外で急成長、今後の動向に注目
7.まとめ:デジタル広告トレンド2026

1.前提と総括:Tinuiti社が保有するデータについて

1.前提と総括:Tinuiti社が保有するデータについて

 

【前提:なぜTinuiti社のデータを参照するのか?】

デジタル広告のトレンドを語る際、重要なのは「どのデータを見るか」です。

Tinuiti(ティヌイティ)社は、

● 北米最大級のデジタルマーケティング代理店
● 四半期ごとに広告媒体別トレンドレポートを公表
● 年間40億ドル($4 billion)超のデジタル広告費データを保有

という特徴を持っています。

 

現在の為替レート(1ドル=約150円)で換算すると、
約6,000億円規模の広告予算データに基づいた分析となり、
一企業・一業界の偏った数値ではなく、
市場全体の温度感を把握するのに適したデータと言えます。

※なお、本記事で扱う数値は日本市場ではなく、
 Tinuiti社が管理する北米中心の広告データである点は前提としてご理解ください。

 

【総括】

本記事では、Tinuiti社が2026年1月15日に公表したレポートをもとに解説します。

今期(Q4_2025)、
特に押さえるべきは、以下の4点です。

・Google(検索/ショッピング):クリック数の成長が加速
・YouTube:インプレッション増×CPM低下で、引き続き効率の良い局面
・Meta:リール主軸へのシフトが一段と進行
・Reddit:高成長で存在感を拡大

以降、注目媒体から順に共有します。

2.Google検索広告トレンド2026:クリック数の成長は高水準

2.Google検索広告トレンド2026:クリック数の成長は高水準

 

【Google Paid Search(Overall)】
● 前年比:媒体費+13%/クリック+13%/CPC ±0%
● 前Q比:媒体費+2%/クリック+2%/CPC +1%

Google Paid Search(Overall)

※Tinuiti社:Q4 2025 DIGITAL ADS BENCHMARK REPORTより引用

 

Q4のGoogle検索広告は、
クリック数が前年比+13%と高い伸びとなりました。

Tinuiti社のレポートでは、
GoogleショッピングからAmazonが撤退したことで
検索・ショッピング双方のオークション環境が緩和され、
残った広告主にとってクリックを獲得しやすい状況になったことが
一因として考察されています。

また、AIによる検索結果表示(AI概要)の影響で
広告のCTRは下がり得る一方、検索結果全体の表示機会が増えることで
総クリック数が押し上げられている可能性も示されています。

3.Googleショッピング広告トレンド2026:Amazon撤退の影響が追い風に

3.Googleショッピング広告トレンド2026:Amazon撤退の影響が追い風に

 

【Google Shopping(PMax + SSC)】
● 前年比:媒体費+16%/クリック+17%/CPC −1%
● 前Q比:媒体費+2%/クリック+2%/CPC ±0%

Google Shopping(PMax + SSC)

※Tinuiti社:Q4 2025 DIGITAL ADS BENCHMARK REPORTより引用

 

Q4はクリックが伸びつつ、CPCは安定しています。

Tinuiti社のレポートでは、
Amazonが米国でGoogleショッピング広告の出稿を停止したことで
オークション競争が緩和され、
他の広告主にとって露出・クリックを獲得しやすい局面になった点が
背景として挙げられています。

4.YouTube広告トレンド2026:インプレッション増・CPM低下でQ4も好調

4.YouTube広告トレンド2026:インプレッション増・CPM低下でQ4も好調

 

【YouTube(Standard Video)】
● 前年比:媒体費+13%/インプレッション+38%/CPM −18%
● 前Q比:媒体費+1%/インプレッション+8%/CPM −4%

YouTube(Standard Video)

※Tinuiti社:Q4 2025 DIGITAL ADS BENCHMARK REPORTより引用

 

Q4もインプレッションが大きく伸び、
CPMは前年比・前Q比ともに低下しています。

同じ予算でもリーチを拡大しやすい状態が続いており、
費用対効果の観点では引き続き注目すべき媒体といえます。

 

5.Meta広告トレンド2026:リール主軸へのシフトが加速

5.Meta広告トレンド2026:リール主軸へのシフトが加速

 

【Meta Ads(All)】
● 前年比:予算 +9%/インプレッション+17%/CPM −7%
● 前Q比:予算 −5%/インプレッション+1%/CPM −5%

Meta Ads(All)

※Tinuiti社:Q4 2025 DIGITAL ADS BENCHMARK REPORTより引用

 

【Instagram】
● 前年比:予算+15%/インプレッション+8%/CPM+7%
● 前Q比:予算 −6%/インプレッション −1%/CPM −4%

Instagram

※Tinuiti社:Q4 2025 DIGITAL ADS BENCHMARK REPORTより引用

 

【Facebook】
● 前年比:予算+3%/インプレッション+19%/CPM −13%
● 前Q比:予算 −6%/インプレッション+4%/CPM −7%

Facebook

※Tinuiti社:Q4 2025 DIGITAL ADS BENCHMARK REPORTより引用

 

Q4のMeta全体では、
インプレッションが増加する一方で、CPMは低下しています。

Tinuiti社のレポートでは、この背景として
リール(短尺動画)広告の比率が引き続き拡大している点
重要な変化として挙げられています。

Instagramでは、
リール広告のインプレッションシェアが29%に達し、
フィード広告(27%)を初めて上回りました。
ユーザーの滞在場所が、静止画中心のフィードから
動画中心のリールへと移っていることが示唆されています。

Tinuiti社のレポートでは、
これは既存配信面そのものが値下げされているというよりも、
CPMの低いリール在庫の増加によって、
平均単価が押し下げられている状態と整理されています。

事業主(広告主)にとっては、
リールを前提とした配信・クリエイティブ設計ができているかどうかで、
体感する効率に差が出やすい局面
といえます。

6.Reddit広告トレンド2026:海外で急成長、今後の動向に注目

6.Reddit広告トレンド2026:海外で急成長、今後の動向に注目

 

【Reddit(レディット)】
● 前年比:媒体費+50%/インプレッション+15%
● 前Q比:媒体費+10%/インプレッション+13%

Reddit

※Tinuiti社:Q4 2025 DIGITAL ADS BENCHMARK REPORTより引用

 

Redditは、「米国版2ちゃんねる」とも言われる
掲示板・コミュニティ型のプラットフォームです。

日本ではまだ広告出稿が一般的ではありませんが、
海外では広告費が急成長しています。

また近年は、生成AIや検索エンジンにおける
引用・表示元
になる機会が増えている点でも注目されており、
今後の情報流通の観点から注目すべき媒体です。

7.まとめ:デジタル広告トレンド2026

7.まとめ:デジタル広告トレンド2026

 

いかがでしたか?

今回は、北米最大級のデジタルマーケティング代理店であるTinuiti社が公表した
「Q4_2025 デジタル広告トレンドレポート」をもとに、
2026年2月現在の最新のデジタル広告・マーケティングの全体像を整理しました。

Q4は、以下の構図が明確になりました。

・Google(検索/ショッピング):加速(クリック成長が高水準)
・YouTube:効率の良い局面が継続
・Meta:リール主軸を前提とした設計が重要
・Reddit:急伸し、将来の重要プラットフォーム候補に

四半期ごとの数値変化を踏まえ、
「今、どこで効率が出やすいか」を見極めることが、
無駄な広告投資を避ける上で重要です。

 

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それでは、また別のコラムでお会いしましょう。

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