AI時代こそ「なぜ?」と「感覚」を

IBFの考え方

AI時代こそ「なぜ?」と「感覚」を

AI・機械学習、ビッグデータ…。仕事柄、知らないうちに恩恵を受けたり、関与する機会が増えていますが、最近思う事があります。システムやロボットが人をサポートしてくれる時代こそ「なぜ?」と「経験から生まれる感覚」が、とても大切なのではないか?と。今回はそのような内容でお届けします。

【目次】
1.「答え・正解」ありきの習慣の危うさ
2.「現場力の物差し」にもなる「なぜ?」

1.「答え・正解」ありきの習慣の危うさ

 

Googleが提唱している「効率的な広告運用」に必要な『3つのA』。

1)Audience:オーディエンス
2)Automation:自動化
3)Attribution:CVへの貢献度

 

Google広告やGoogleアナリティクスでは、どんどん機械化が進みます。

特に、AIの一種である「バンディットアルゴリズム(多腕バンディット)」は優秀です。
複数のクリエイティブを登録しておけば、最も効率の良い「パターン」や「配信設計」を自動で採用してくれます。
※バンディットアルゴリズムとは?

 

インハウス化を考えている事業主にとっては、強い味方になってくれそうです。
また、新人さんが運用しても一定のパフォーマンスが出せそうです。

 

ただし、ここには「落とし穴」があります。
先日、取引先への訪問時、経営者Aさんとこんな会話をしました。

 

親しい大学の先生が『卒論の大半が同じ内容で、ネットで入手した情報が、そのままレポートに…という時代があった』と。(一度は聞いた事がありますよね)

その話を聞いて、研究者でもある経営者Aさん
「考える力、疑問を感じる力、創造力、応用力を養う機会を自ら失ってしまっている」と。

 

私は「なるほど」と感心しました。
先ほどのGoogleの話に戻ります。
例えば5パターンのクリエイティブから、正解を導き出してもらったとします。

この時、「事業へのインパクトとして本当に正しいのか?」「もっと他の選択肢はないのか?」という問いに対して、

1)思考停止になる人
2)考えて創造できる人

という、2種類のタイプに別れます。

 

確かに、「マニュアルありきの思考不要な仕組みづくり」が必要な現場もあります。
ですが、デジタルマーケティングの現場においては、

 ● システムやロボットに依存せず
 ● それらに支配されるのでもなく
 ●「なぜ?」を持ち続け「創造」できるポジションを誰が担うか?

が非常に重要です。

2.「現場力の物差し」にもなる「なぜ?」

 

先日、「ビッグデータの解析案件」の現場で、こんな事がありました。

 

正解を導くために、過去データのクレンジングからスタート。
その際、私達のような外部パートナーでは疑問に思えない「数値」を、クライアントさんからの指摘で見直す瞬間がありました。

そのクライアントさんが違和感を覚えた箇所を確認してみると、確かにミス(齟齬)がありました。

 

振り返ってみれば、こちらのクライアントさん。
MTG現場では、「自分達のお客様とは?」という意識を持つ事が習慣化しています。

そんな現場を見ていて、先ほどの研究者&経営者Aさんとの会話を思い出しました。
実はこちらのAさん、斬新な製品を世に送り出し続けてきた「知る人ぞ知るスーパーマン」です。

 

壁を突破して、新たに何かを創造するためには、

● 基本姿勢⇒「本当にそうなのか?」「なぜ?」
● 練習⇒「場数」が必要
● 応用⇒極限まで考えると思考停止状態に⇒創造力・インスピレーションへ

というのが本質で、どんな事にも通じると教えて下さりました。

 

私たちの現場もそうです。
「レポート上の数値を、そのままの ”数値” として捉えてしまうのか?」
「その裏にある ”要素” までを考える事ができるのか?」

自動化・機械化が進む世の中において、「なぜ?」という視点が「現場力の物差し」になりそうですね。

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