EC・Webマーケティング, 事例・研究

社内勉強会の様子

IBFでは、EC事業・デジタルマーケティング業界の『激変する環境』に適応するために、月に1回の「勉強会」と「事例共有」を定期開催しています。

該当チームは「クリエイティブ」「デジタル広告運用」「コンサルティング」の3チームですが、希望者はシステム部門も含め参加自由です。

本日は、先日開催しました「勉強会」の様子をお伝えしたいと思います。

 


EC・デジタルマーケティング業界の激変する要素は、昔から変わりません。大きく2つです。

1つは、AIなどが代表格である「テクノロジーの進化」です。
2つ目は、対象顧客の「意思決定プロセス」です。

弊社をはじめ多くの企業は、どちらもコントロールできない領域ですね。

しかし「人」そのものの本質は不変です。

それが、今回の勉強会のテーマです。

 

テーマは「対象者の心理とダイレクトレスポンス」

勉強会のテーマは「対象者の心理とダイレクトレスポンス」です。

内容は「影響力の武器」「ザ・コピーライティング」など、王道書籍の重要要素に加え、過去のIBF社内の成功事例から得た知見をミックスした内容になっています。

多ければ良いとは思いませんが、あれもこれも大切な内容なので、パワポのスライドで173ページのボリュームです。

 

「顧客の欲求」

まずは【顧客の欲求】からスタートです。

デジタル広告運用は、AI化がどんどん進んでいます。その代表格がGoogleさんです。近年、このGoogleさんから、弊社IBFのようなマーケティング支援企業、広告代理店へのメッセージとして、発信し続けているテーマがあります。それが「クリエイティブを頑張ってね!」です。

「クリエイティブ」の対象は「広告素材」と「誘導先ページ」です。

という訳で、対象者の「真の欲求」を深く考える事の重要性を理解し、欲求を分解していきました。

巷でよく言われているように、人の欲求は「楽の追求」と「苦からの回避」の2軸です。この2軸を、マーケティング現場でアイディアが発散するように、更に8つに分解します。

・健康で長生きしたい
・快適に生活したい
・楽しい時間を過ごしたい
・痛み、危険、恐怖を回避したい
・大切な人の幸せ
・他人に負けたくない
・異性に認められたい
・周囲に認められたい

こちらが「真の欲求」の軸となるテーマです。加えて、各プロジェクトでの「発散と収束」効果を考慮して、更に深掘りしたテーマを共有しました。

 

「欲求」テーマからの『派生』

対象者の「真の欲求」を深く考え、いくつかのパターンを創出する事がマーケティング上、とても大切になってくるのですが、勉強会中・後に、参加メンバーから、担当クライアント企業様の対象者の欲求について、今までとは異なる観点での、アイディアが生まれてきました。

先程ご紹介した「8つの欲求」は、一見、被っている領域もありますが、対象者の欲求について考える際、8つの欲求は「ニュアンス」が微妙に異なっています。この異なるニュアンスが、新たなアイディアを発散させるトリガーになっていました。

さらに、IBF社内だけで考えるのではなく、クライアント企業様と共に「対象者の欲求を再定義」するといった取り組みも生まれています。

 

まとめ

駅や電車で周囲を見渡せば、90%以上の人がスマホを操作しています。対象者の多くは、無意識に処理しきれない情報に触れています。言ってみれば、常にお腹いっぱいの状態です。

このような中で、自社の製品・サービスに興味を持ってもらう為には、まずは「対象者を知る事」というのは疑いようのない事実です。

私自身もそうですが、IBFメンバーの意見や行動をみていても、不定期に顧客の欲求を再定義する大切さを、改めて認識する事ができました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

インターネット・ビジネス・フロンティア株式会社

宇都 雅史